頬骨の出っ張りはなぜ起こる?原因・セルフケアから専門家のアプローチまで解説

頬骨の出っ張りは、もともとの骨格だから仕方ないと思われがちです。
しかし実際には、骨格への圧力の偏りを起点に、姿勢の崩れや筋肉の緊張・リンパの滞りといった複合的な要因が重なることで、頬骨が張り出して見えてしまっているケースが非常に多くあります。

今回は頬骨が出っ張る仕組みと原因を整理しながら、セルフケアや専門家によるアプローチまでをわかりやすく解説していきます。

目次

頬骨が出っ張る原因


頬骨の出っ張りは、「骨が大きいから」という単純な話ではありません。姿勢の崩れや全身の歪みによって頭部全体に圧力が高まると、その圧力は構造的に溜まりやすい部位に集中します。
頬骨はまさにその圧力が溜まりやすい部位のひとつであり、逃げ場を失い高まった圧力によって、外側へ張り出してくることで出っ張りが生じます。

原因その1:頭部の圧力が高まる

猫背や巻き肩などにより食いしばりが強まると、頭部全体に圧力が高まりやすい状態になります。
同時に、交感神経が過剰に働きやすくなることで、より力みや歪みが生じやすくなります。

圧力が高まると、構造的・機能的に圧が溜まりやすい部位に集中し、張り出すように膨らんできます。具体的には、【頬骨・ハチ・おでこ・後頭部・頭頂部など】に影響が出やすくなります。
さらにこのとき、咬筋と側頭筋も一緒に硬くなりやすく、頬骨が外側へ押し出される力が強まります。

また頬骨の出っ張り方は、その方向によって顔に与える印象も大きく変わります。

横方向に出っ張ると、顔が横に広がり四角い印象に。
前方・下方向に出っ張ると、面長やたるみの印象に。
上方向に出っ張ると、目が圧迫されて小さく見えたり、吊り目の印象に。

力みのクセや圧力の溜まり方は人によって異なるため、頬骨の出っ張りが顔の印象に与える影響も実にさまざまです。

原因その2:リンパの滞りによるむくみ

姿勢が崩れると頭が前方に変位しやすくなり、頭の重さを支えようとして首まわりの筋肉も硬くなりやすくなります。すると、頭部から首を通って身体へ流れるリンパの流れが滞りやすくなり、顔全体がむくみやすくなります。その結果、頬まわりも張りやすい状態になります。

頬まわりに水分のようなハリ感がある場合は、リンパの滞りによるむくみの影響も出ている状態といえます。

頬骨の出っ張りを改善するセルフケア2選


1.咬筋、側頭筋をほぐして頬骨の張りを緩める

咬筋は頬骨の真下と下アゴ角付近、筋肉の付け根と付着部分を指3本で円を描くようにほぐします。側頭筋は頬骨のすぐ上のキワを、同じく指3本でこするようにほぐしていきましょう。
咬筋と側頭筋の硬さが取れることで頬骨の硬さも取れ、張り出しを抑えやすくなります。

2.頬骨に動きを加えて圧力を逃がす

両手の手のひらの付け根を頬骨の下にあてて、机に頬杖をつくような感覚で頭の重みを利用して、下から上方向へ圧力を加えていきます。
頬骨には4つの縫合(前頭頬骨縫合・頬骨上顎縫合・頬骨側頭縫合・頬骨蝶形縫合)があり、これらに動きや刺激を加えることで、頬骨に溜まった圧力を逃がすことができます。その結果、頬骨の張りの改善につながります。
※左右差の矯正など、本格的に骨を動かすにはプロによる矯正が必要です。セルフケアはあくまで日常的なケアとして取り入れてみてください。

頬骨の出っ張りを改善する美.designの骨格矯正


1.不良姿勢を改善し、頭部への圧力を分散させる

猫背・巻き肩など、顔への歪みの影響が強い不良姿勢を改善していきます。首の硬さを取りながら、体幹部との筋肉の硬さが均一になるよう調整することで、頭部から首・体幹へとリンパがスムーズに流れる状態へと整えていきます。
これにより頭部のむくみが取れ、頬も張りにくい状態になっていきます。

2.咬筋、側頭筋を整え、頬骨への影響を緩和する

顔の歪みバランスを保とうとする際、交感神経が優位になり、無意識に咬筋と側頭筋が硬くなりやすくなります。
この2つの筋肉を調整することで、張りを抑えていきます。

3.頬骨の可動性を高め、形を整える

例えば面長の場合は、頬骨が前方に張り出しやすいため、前方から横方向へ圧力を流すように調整します。
丸顔の場合は外側方向に張りやすいため、真横から内側方向に圧をかけ、上下に分散させるように調整していきます。顔全体の縦横バランスを整え、面長や丸顔の改善を目指します。

最後に


頬骨の出っ張りは、生まれつきの骨格だけで決まるものではありません。
骨格・筋肉・リンパといった複合的な要因を整えることで、頬骨の張りを改善し、顔の印象を変えていくことができます。まずは今回紹介したセルフケアを日々取り入れることで、頬骨まわりの張りを緩和し、顔の変化を感じられるようになるでしょう。

より本格的な改善を目指す場合は、プロによる骨格矯正も選択肢のひとつです。

記事監修


美.design 最高技術顧問

杉山 高洋(すぎやま たかひろ)

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