ハチ張りの原因と改善方法を専門家が解説|骨格からのアプローチ

頭のハチの広がりは、生まれつきの頭の形だと諦めている方が少なくありません。
実際には、姿勢の崩れによって頭蓋内の圧力バランスが乱れ、その影響が骨・筋肉・目の疲れと連動しながらハチの広がりとして現れています。
今回はその仕組みを整理しながら、セルフケアと専門家によるアプローチまでを解説していきます。

目次

ハチが広がる3つの原因


ハチが広がってしまう背景にはいくつかの要因があり、それぞれの仕組みを順番に見ていきましょう。

原因その1:姿勢の崩れが側頭筋を硬くする

猫背・巻き肩などの不良姿勢が続くと、頭が前方に変位しやすくなります(ストレートネック)。頭の重さを支えようとして、咬筋、そして特にハチの筋肉である側頭筋が硬くなりやすくなり、そのままハチの広がりへとつながります。

原因その2:頭蓋の圧力バランスの偏りが外側への張りを生む

頭蓋の緊張や力みのクセによって、頭蓋内の圧力バランスが偏り、上下・前後方向に比べて横(外)方向への圧力が高くなることが多くあります。

頭頂骨・側頭骨・前頭骨の間にある鱗状縫合・冠状縫合・矢状縫合が固くなり動きが低下することで、この圧力の偏りが生じます。その結果、ハチはより外側に張り出し、顔全体にも変化が現れてきます。

具体的には、おでこの立体的な丸みが失われたり、小鼻が横に広がって鼻が低く見えやすくなったりします。また、こめかみ部の厚みが増すことで目が離れて見えたり小さく見えやすくなり、食いしばりやエラ張りも生じやすくなるなど、顔全体の印象にも影響が出てきます。

原因その3:眼精疲労が側頭筋をさらに硬くする

スマホの長時間使用などによる目の疲れ(眼精疲労)も、側頭筋が硬くなる原因のひとつです。姿勢の崩れによる側頭筋への影響に眼精疲労が加わることで、ハチがさらに外側へ広がって見えやすくなります。

ハチの広がりを改善するセルフケア2選


1.縫合部をほぐして頭蓋の圧力を逃がす

両手で頭を包み、4本の指で頭頂部の中央にある矢状縫合を、縫合線に対して垂直にこするようにほぐします。次に、側頭骨と頭頂骨の間にある鱗状縫合部を同じく縫合線に対して垂直にこするようにほぐしていきます。
頭頂骨と側頭骨に溜まった圧力を縫合部から逃がすことで、ハチの張りを和らげることにつながります。

2.こめかみをほぐして目の緊張を和らげる

目の緊張が側頭部の張りに繋がります。こめかみ部(太陽のツボ)を手のひらの付け根または指3本で円を描くようにほぐしていきましょう。目まわりの筋肉が緩んで血行が改善されることで、目の緊張が和らぎ側頭部の張りの軽減につながります。

ハチの広がりを改善する美.designの骨格矯正


1.姿勢を整えて側頭筋の緊張を取り除く

猫背・巻き肩・ストレートネックを改善する矯正を行い、姿勢の崩れが側頭筋に与える緊張や力みを解消していきます。姿勢が整うことで側頭筋への余計な負担が軽減され、ハチが張り出しにくい状態へと導いていきます。

2.頭蓋の縫合部をほどき、圧力バランスを整える

頭頂骨・側頭骨・前頭骨の間にある鱗状縫合・冠状縫合・矢状縫合の固さをほどき、それぞれの骨の動きが低下している方向へ柔軟性を高めるように矯正を行います。
側頭部に偏って溜まった圧力を上下・前後方向へ分散させることで圧力バランスが整い、ハチの張りの解消へと導いていきます。

3.目まわりの骨の柔軟性を高めて目の緊張を解消する

前頭骨・蝶形骨・頬骨など目まわりの骨の柔軟性を高めるように動きを加え、こめかみ付近に偏った圧力を分散させていきます。目まわりの緊張が緩和されることで、眼精疲労が起因するハチの張りの改善につながります。

最後に


頭のハチの広がりは、生まれ持った頭の形だけで決まるものではありません。姿勢・筋肉・頭蓋の圧力バランスを総合的に整えることで、ハチの張りは改善できる可能性があります。紹介したセルフケアを毎日の習慣に取り入れることで、側頭部の張りが和らぎ、頭の形の変化を実感しやすくなります。

さらに根本からの改善を求める場合は、骨格そのものに働きかけるプロのアプローチも選択肢のひとつです。

記事監修


美.design 最高技術顧問

杉山 高洋(すぎやま たかひろ)

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